中国共産党第19回党大会の閉幕式後、北京の人民大会堂で出席者に手を振る中国の元首相・朱鎔基。2017年10月24日(Greg Baker/AFP via Getty Images)
献花を管理、ネット投稿も制限か 市民の不満につながることを警戒

朱鎔基元首相への追悼を中国当局が警戒 献花やネット投稿を規制か

人が亡くなれば、花を手向け、思い出を語る。日本ではごく普通の光景である。しかし中国では、元首相への追悼さえ当局の警戒対象になっている。

中国の元首相・朱鎔基が8月12日、北京で死去した。朱は1998年から2003年まで首相を務め、中国の経済改革を進めた人物として知られる。

朱が幼少期を過ごした湖南省長沙市の旧宅には、市民が次々と献花に訪れた。しかし、入口には柵が設けられ、訪問者は花束を管理者に渡し、代わりに置いてもらわなければならなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平がトップに就任して約14年、汚職対策などで792万2千人を処分した。当局は反腐敗運動の成果を強調する一方、依然として情勢は厳しいと説明。ネット上では制度そのものへの批判が相次ぐ
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘