図はイメージ図。ラテンアメリカ地域における米国と中国共産党(中共)の貿易パートナー競争の変遷を示したもの(2004~2024年)。青色は米国、赤色は中共を表す(イラスト/The Epoch Times)

中共の中南米戦略が変貌 巨額インフラから「分散型投資」で影響力拡大 米誌が警鐘

米誌「フォーリン・アフェアーズ(Foreign Affairs)」は8月3日、中国共産党(中共)による近年のラテンアメリカでの影響力拡大戦略について分析した報告を掲載し、その手法が従来の巨額資金を投じた象徴的な大型インフラ事業から、より小規模で目立ちにくい地方自治体や州政府レベルの協力事業へと転換していると警告した。

中共は「細分化」した投資を積み重ねることで、現地政府との実質的な結び付きを強め、気付かれにくい形で影響力の基盤を構築しているという。

『フォーリン・アフェアーズ』の記事によれば、過去10年間、中共はペルーのチャンカイ港やエクアドルのコカ・コド・シンクレア水力発電所など、大型プロジェクトに巨額の資金を投入してきた。これらの事業は、アメリカの歴代政権の強い警戒を招いてきた。

▶ 続きを読む
関連記事
米加の貿易摩擦が激化し、トランプ米大統領がカナダ産品への一律50%関税を発表。緊密だった両国関係の急冷の背景には、USMCAを悪用した「中国製品の抜け穴」がある
米公的債務が40兆ドルを突破。膨らみ続ける巨大な借金は、将来の脅威というだけではなく、インフレや金利高騰を通じた「現在の生活費危機」そのものだ。財政規律を失った現状と経済崩壊の現実的なリスクに警鐘を鳴らす
トランプ米大統領は、ホルムズ海峡の国際水域に敷設された機雷をすべて除去・爆破したと発表した。イランには新たな機雷敷設を行えば船舶を破壊すると警告。米海軍は中央航路の安全確保を進めている
今月25日、CIAのラトクリフ長官が極秘裏にモスクワを訪問し、ロシア側の政府関係者と複数回にわたって会談したと報じられた
米国のベッセント財務長官は「経済的孤立作戦」を開始し、イランの資金網を徹底的に遮断する方針を表明した。デジタル資産や金、航空、海運などへの制裁も拡大。イラン通貨リヤルは過去最安値を更新した