トランプ氏 ホルムズ海峡封鎖なら「壊滅的攻撃」と警告 米国が管理の可能性も
イランがホルムズ海峡の封鎖を示唆するなか、トランプ大統領は6月21日、イラン当局者に対して厳しい警告を発したと明らかにした。世界の石油輸送の要衝である同海峡が封鎖されれば、アメリカはイランに壊滅的な攻撃を加えると述べた。また、イランはアメリカと最終合意を結ぶべきだとし、合意に至らなければ、ホルムズ海峡を管理下に置き、通行料を徴収すると警告した。
トランプ氏はFOXニュースのインタビューで、イラン当局者に対し「もし閉鎖すれば、あなた方の国は存続できなくなる」と伝えたと語った。
トランプ氏によると、20日には1900万バレルの石油がホルムズ海峡を通過したという。最終合意に達しなければ、アメリカはホルムズ海峡を通過する船舶から通航料を徴収するとの考えを改めて示した。さらに、アメリカはホルムズ海峡と中東地域の安全を守る「守護天使」になれるとし、同海峡を通過する石油の20%をアメリカが得ることもできると主張した。
関連記事
米中央軍は5月初め以降、約1300隻の商船によるホルムズ海峡の通航を支援し、6億6千万バレルを超える原油が運ばれたと明らかにした。イランの威嚇や攻撃が続く中、石油輸送の現状を追う
トランプ米大統領は14日、ニューヨーク州ロングアイランドで演説し、イランを打ち破った後、「ホルムズ海峡を米国領と宣言する」と発言した。全米の犯罪率低下を強調し、ニューヨーク州知事選の共和党候補ブレイクマン氏への支持も表明
ベッセント米財務長官は、ホルムズ海峡が今後2年で戦略的重要性を失うとの見方を示した。イラン情勢を背景に、UAEやサウジアラビア、イラクなどではホルムズ海峡を迂回する石油パイプライン整備が進んでいる
イランとオマーンがホルムズ海峡の新航路座標で合意し、共同声明は最終調整段階に入った。トランプ大統領は早期合意成立の可能性に言及し、原油価格も一時下落。だが通行料や管轄権、米国の港湾封鎖など核心問題はなお平行線だ
米エネルギー大手シェブロンが、イラクの油田への投資とシリア経由のパイプライン建設を検討している