わずか4カ月で腸内フローラに変化 辺境の村で見えた医療の影響
アマゾン奥地の村で河川盲目症(オンコセルカ症)の根絶に役立った医療キャンペーンは、研究者らが予想していなかった変化ももたらしました。食事、住居、生活様式が全く変わらないうちに、わずか4カ月で先住民コミュニティの腸内微生物叢を再形成し始めたのです。
『Cell Reports』誌に掲載されたこの研究は、ベネズエラのアマゾン地域の村に住む、外部との接触度が異なる335人の先住民を追跡しました。研究者らは、繰り返し行われた医療訪問から数カ月以内に、これらの人々の微生物叢が変化し始め、工業化社会でより一般的に見られるパターンへと移行していることを発見しました。
この研究の特筆すべき点はタイミングだと、研究には参加していないカリフォルニア大学サンディエゴ校小児科学教授で、微生物叢・メタゲノミクスセンター所長のジャック・A・ギルバート氏は指摘します。ほとんどの微生物叢研究は、食事、衛生、住居、薬剤など複数の変化の影響を同時に捉えています。しかしこの研究では、研究者らは1つの新しい医療介入をリアルタイムで追跡することができました。
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