欧州内で強まる対中強硬論 貿易赤字拡大などで対中政策見直し
EU(欧州連合)各国の間で、中国共産党(中共)の貿易政策に対し、より強硬な姿勢で臨むべきだとの認識が広がっている。ブリュッセルで開かれている一連の会合では、対中貿易赤字の拡大や中国の過剰生産、市場アクセスの制限などが主要な議題となっている。
近年、EUと中共の間では、貿易不均衡や不公正な貿易慣行をめぐる対立が深まっている。双方は相手側の対応を批判しており、EU内では中国との貿易関係を見直すべきだとの声が強まっている。
政治専門メディア「ポリティコ」が6月16日に報じたところによると、EUのマロシュ・シェフチョビッチ通商担当欧州委員は6月15日、EU外相会合後に「中国との貿易関係は、見直しが必要な時期に来ている。これは対立ではなく、再均衡を図るためのものだ。現状は経済的にも政治的にも持続不可能だからである」と述べた。
関連記事
スペインの高速鉄道で起きた重大な追突事故で、少なくとも68人が死亡した。新たに公開された運行指令の通話録音3件から、事故前の重要な17分間の経緯が明らかになった。
セルビアの議会選で学生主導の新勢力が過半数を獲得し、政権交代が確実となった。「一帯一路」関連の駅改修後に起きた崩落事故を機に、汚職や不透明な契約への抗議が拡大。12年続いた与党支配を揺るがした
EUが中国製品への輸入制限拡大を検討している。化学品、家具、機械などを対象に、輸入割当や追加関税を導入する案が浮上。対中貿易赤字が3600億ユーロに達するなか、早ければ2027年初めにも具体案を示す見通しだ
欧州の過度なEVシフトと中国勢の台頭による自動車業界の苦境をレポート。補助金や規制に依存した市場の歪みと、西側メーカーが直面する課題を解説します
フランスで大規模な抗議活動が続くなか、右派政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏が2027年の大統領選に向けた活動を本格化させた。治安回復や移民規制の強化、減税を掲げ、国民の支持を訴えている。世論調査では支持率首位に立つ一方、有罪判決が選挙戦に影響する可能性もある