今年2月に公表された研究書によると、中国では海外から政府サイトへのアクセスを制限する「逆ファイアウォール」が形成されつつあるという。写真は2019年11月13日、北京・天安門周辺を巡回する武装警察(NOEL CELIS / AFP)

中共の政府サイトが海外から閲覧不可 「逆ファイアウォール」拡大か

北京の中央党校でこのほど校長人事が行われたが、大紀元の調査で、同校の公式サイトが海外から閲覧できない状態になっていることが分かった。複数の検証の結果、中国共産党(中共)国務院の各部門サイトのうち、民政部など一部の政府サイトも海外からアクセスできなくなっていることを確認した。なぜこれらのサイトは海外からの閲覧を制限しているのか。専門家らは、中共当局による情報統制強化の一環であると指摘している。

6月5日に発表した公式情報によると、蔡奇が中央党校の校長に就任した。大紀元記者は公式サイトの「現指導部」欄の更新状況を確認しようとしたが、ページは開かず、アクセスできなかった。

一方、海外の中国語メディア2社は、中央党校の公式サイトが5日時点では指導部情報を更新しておらず、翌6日に更新されたと報じている。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾で習近平を風刺したコメディアンが、汚物をかけられた後、車ではねられ負傷。検察は中国籍の人物が45万台湾ドルで襲撃を依頼した疑いを指摘し、台湾人5人を起訴。台湾当局は中国共産党による越境弾圧を強く非難
習近平はなぜ後継者を指名しないのか。毛沢東が指名した後継者たちの失脚は、権力継承の難しさを物語る。長期政権の先に待つのは安定か、それとも権力闘争か。ポスト習近平の中国を読み解く
アルジャジーラの潜入調査で、カンボジアの中国系実業家・鄧丕兵と中国共産党当局の接点が浮上した。鄧は中共軍に広州へ呼ばれ秘密協議を行ったと証言。中国共産党当局がカンボジア政府内部の人物に内通者になるよう持ちかけたとも語った
中国共産党政権は社会保険料の徴収を強化している。国民の収入減や企業経営の悪化で生活が困窮するなか、専門家は、政府財政のひっ迫と社会保険基金の資金不足を背景に、政権が企業や市民へ経済的負担を転嫁していると指摘している
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘