中共上層部 軍への統制を再強化 高級将官に「鉄の規律」
中国共産党(中共)上層部はこのほど、軍への政治統制を改めて強めた。高級将官を対象にした「鉄の規律」と称する措置を打ち出し、「絶対的な忠誠」と「道徳的な純粋さ」を求めている。専門家は、習近平が10年以上にわたり続けてきた軍内の「虎討ち」について、腐敗を一掃するどころか、より深い権力危機と信頼の崩壊を露呈させたとみている。
中共中央軍事委員会は近日、「軍隊高級幹部の教育・管理・監督を強化する若干の措置」を通達した。主要幹部の厳格な管理、上層部による率先垂範、主要指導者への監督管理の強化などを求めている。
文書の全文は公開していない。官製メディアの新華社によると、この措置は7分野26項目から成る。いわゆる新時代の「全面的な党内統治の厳格化・全面的な軍内統治の厳格化」の経験を総括したものだという。
関連記事
中国の不動産富豪、潘石屹氏が私的な会食で、任志強の拘束や習近平を批判する書簡について語る動画が流出した。書簡は11人に送られ、その後複数人が拘束されたという
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
中国当局は半導体やAIなどの先端技術に巨額を投じる一方、家計消費は低迷し、若者の就職も厳しさを増す。投資と借り入れに頼る成長の限界を分析する
中国共産党(中共)当局は9月21日、中央軍事委員会の張又侠副主席と、同委員会統合参謀部の劉振立前参謀長について、党籍と軍籍を剝奪したと正式に発表した。
トランプ・習会談を控え、米中が貿易委員会とAI対話の稼働で合意。国家安全保障に関わるAIインシデントの通報メカニズムや、非敏感な消費財の貿易継続に向けた協議が進められている