中国東方航空の旅客機ボーイング737機が墜落事故を起こしてから4年後、米国側が新たに公開した機密解除された文書により、両エンジンへの燃料供給が遮断されていたことが判明し、人為的な事故による可能性が浮上している。(新唐人)

132人死亡した中国旅客機の墜落事故 米公開文書で「意図的な操作」の疑い再燃

中国東方航空の旅客機ボーイング737機が墜落事故を起こしてから4年後、米国側が新たに公開した機密解除された文書により、両エンジンへの燃料供給が遮断されていたことが判明し、人為的な事故による可能性が浮上している。我々は米国のベテランパイロットに取材し、その分析を聞いた。

米国家運輸安全委員会は、情報自由法に基づく請求を受け、2022年に墜落した東方航空機の飛行状況などを記録した「ブラックボックス」を最近公開し、再び注目を集めている。

2022年3月21日、雲南省昆明から広東省広州へ向かっていた東方航空MU5735便のボーイング737旅客機は、広西チワン族自治区梧州で墜落し、乗員乗客132人全員が死亡した。

米国家運輸安全委員会が公開したデータによると、機体が約8.8kmの巡航高度を飛行していた際、両エンジンの燃料スイッチが「オフ」の位置へ切り替えられ、エンジンが減速した。

米国のベテランパイロットSkyさんは、燃料スイッチは通常、コックピットの中央コンソールの後方に位置しており、誤って触れることは難しく、飛行中に触れることもないと指摘した。

Skyさん:「通常の状況であれば、機長は他人がそこに触れたり近づいたりすることを許さない。誰かがそこへ手を伸ばそうとすれば、すぐに手を払いのける。もし燃料を切ってしまった場合、再始動には非常に長い時間がかかる」

さらに、ボーイング737の燃料遮断スイッチはスイッチを持ち上げてから操作する構造であり、誤操作の可能性は低くなっている。そのため、人為的操作の可能性があるとみられている。

Skyさん:「安全装置が付いていて、まず引っ張り出してから上下に動かさなければならないのです。うっかりオンやオフにしてしまう可能性は極めて低いです。誤って触れてしまうことを防ぐために、引き出してから上か下へ動かさないと切り替えられない設計になっています」

データによると、墜落前のコックピット内では相反する操作が行われており、一方が操縦桿を押して機体を急降下させ、もう一方が機体を引き起こそうとしていた疑いがある。

59歳の副操縦士は乗務時間3万時間の飛行経験を持っていたが、過去に降格処分を受けていたとの情報があり、主要な容疑者として挙げられている。

Skyさん:「もし副操縦士がそのスイッチに触れられたのだとすれば、これは極めて異常な事態だ。基本的に、誰かがそれに触れた時点で、私たちはその人物が何を企んでいるということが分かる」

ただし、現時点で公開されている資料だけでは、具体的な操作人物や動機を確認することはできない。

Skyさんはまた、ブラックボックス内の飛行データ記録装置によって、燃料スイッチが手動で切られたかどうかは判別可能だと指摘した。しかし、中国民用航空局は現在に至るまで、最も重要なコックピット内の音声記録および最終調査報告書を公表していない。

Skyさん:「第一に国家のイメージに関わる。中国は大国としての地位を失いたくないのだ。第二に、どの企業も自らのイメージや利益のために隠蔽しようとするものだ」

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