イラン政権内の対立鮮明 ホルムズ海峡めぐり方針二転三転
イランではこのところ、政策が二転三転している。ホルムズ海峡の再開放方針を急きょ撤回したことや協議代表団に最終決定権がないとみられることなどから、専門家は、外交部門など表に出る政府側と国内強硬派との亀裂が深まっているとみている。
アラグチ外相は4月17日、Xでホルムズ海峡の開放を表明し、トランプ大統領もこれを歓迎した。だが、発表から24時間もたたないうちに、イラン軍上層部は方針を覆して海峡の再封鎖を表明し、高速艇で通航船を妨害、攻撃したため、一部の商船は引き返しを余儀なくされた。
イギリスの海事機関によると、オマーン沖付近ではタンカー1隻に革命防衛隊の砲艇が接近して発砲したが、死傷者は確認していない。さらにイランはインド籍の船2隻も攻撃し、インド政府はイラン大使を呼び出して、安全な通航の早期回復を求めた。
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米軍は4月13日以来、イランの港湾および海上貿易の封鎖を維持しており、その一環としてこれまでに4隻の船舶に対して発砲を行っている
中国メディアは中国タンカーが今週、ホルムズ海峡付近でイランの攻撃を受けたと報じた。中共外務省は5月8日、攻撃を受けた船舶はマーシャル諸島船籍で、船員は中国籍だったと説明し、事件と中国との関係を小さく見せようとする姿勢だ。外部ではさまざまな見方が出ている
「本日、どこかの時点で彼らからの回答を期待している」と米国務長官は述べた
中国石油タンカーが今週、ホルムズ海峡の入り口付近でイラン軍の攻撃を受けた。イラン戦争勃発以来初めて。中共当局は中国船と認めず、専門家からは、当局が事件の影響を抑えようとしている可能性があると指摘
ディアが入手した「14項目の了解覚書」によると、イランは核濃縮活動の一時停止と濃縮ウランの引き渡しに応じる一方、海外で凍結されている資金の解除を求める内容だという