中国の病院がドナー探しを医師の査定項目に導入
中国本土の病院では、臓器の強制摘出や不当な利益追求が、もはや当たり前の光景となっている。より多くの臓器ドナーを確保するため、最近、ある病院が臓器提供の促進を職務評価(昇進査定)の文書に盛り込んだ。医師にドナー探しをさせ、それを査定の加点対象とするこのニュースに、民衆は戦慄している。
中国官民メディアの1月20日の報道によると、最近、甘粛省定西市と広東省汕尾市が相次いで規定を打ち出し、「人体臓器提供」という行為を「見義勇為(正義の勇気ある行動)」の評価範囲に組み入れた。これ以前にも、山東省の東営市、浜州市、泰安市、河南省の漯河市が同様の規定を設けており、提供者は関連資料を添えて申請することで、職級の昇進や医療サービスにおいて優先権を享受できると強調している。
あるブロガーはかつて、ある医師が所属する病院の昇進評価基準を転載した。それによると、SCI(主要学術引用指数)論文の発表で0.5点、院内での献血参加で0.5点が加算されるが、「院内でドナーを発見し提供を成功させた場合」は、1回につき0.2点が加算されるという。
関連記事
中国・成都の住民が、ロシア帰国者の死亡とペストとの関連を示唆する話を医師から聞いたと証言。地元当局は関連情報をデマと否定する一方、感染情報は非公開と説明した。中国国内の患者や死亡例の真偽は確認できていない
北京・清華大学の元准教授、鄭毓煌氏が台湾訪問を回顧。交通秩序や行政機関の対応、教師を敬う学生の姿に触れ、中国本土が学べる点を語った。台湾を訪れた中国の弁護士も、建物や道路だけでは測れない社会の豊かさを振り返る
中国・湖南省の警察が上海のIT企業経営者を拘束し、釈放の見返りに1億元(約23億5000万円)を要求したと報じられた。地方財政の悪化を背景に、管轄外企業を狙う「遠洋捕撈」への懸念が広がっている
新型コロナ変異株「PJ.2.1」をめぐり、中国北部で重症患者が増えているとの証言が出ている。研究報告で示されたACE2受容体への結合力や、突然死の増加をめぐる専門家の主張、中国当局の情報公開への疑問を伝える。
中国各地の学校で、保護者や祖父母が棒を持って校門前に立つ「登下校見守り当番」が広がっている。安全対策の一環とされる一方、共働き家庭への負担や高齢者の安全を懸念する声がネットで相次いでいる