新しい食事バランスの考え方
私は15年にわたり、政府の栄養指針に従っても体調が良くならず苦しむ患者たちを見てきました――しかし、それも今では変わりつつあります。
(アメリカの)新しいガイドラインは、従来の多くの推奨事項を維持しています。例えば、飽和脂肪を1日の総カロリーの10%未満に抑えること、添加糖やナトリウム(塩分)を制限することなどです。しかし、強調点は大きく変化しています。それは、多くの臨床現場で実際に有用とされてきた内容を反映したものです。すなわち、「本物の食品(加工度の低い自然な食品)」を中心に食事を組み立て、個人に応じた十分な量のタンパク質(体重1kgあたり1.2〜1.6g程度/日)を摂取し、高度に加工された食品や精製炭水化物を大幅に減らすことです。
食品を第一に考えるアプローチで患者の健康改善に取り組んできた臨床家として、これらのガイドラインは現実の生活の中で成果につながる方法を、より正確に反映していると感じます。
関連記事
CPAPが使えない睡眠時無呼吸症候群に「舌下神経刺激(気道のペースメーカー)」という選択肢?あご下に埋め込んだ装置が電気パルスで舌を動かし、気道閉塞を防ぐ革新的治療を解説。適用条件や手術の流れ、減量や筋トレを組み合わせた個別の克服法に迫ります。
コーヒーは眠気を覚ますだけではありません。腸内細菌を育む、薬の効き目を変える、鉄の吸収を妨げる。知っておきたいコーヒーの体への影響を、栄養学の専門家がわかりやすく解説します
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
甘味、酸味、辛味、苦味、塩味は、体を助ける一方で、偏ると負担にもなります。中医学の五味から食事を見直します