中国で汚職摘発急増 拘置施設が「官僚で埋まる」=情報筋
中国共産党政権による「汚職撲滅」キャンペーンが加速するにつれて、国内の拘置施設は多くの官僚を収容している。政権内の政治・司法関係者によると、贈賄や権力乱用で告発される官僚が増加しており、退職した元高官も対象に含まれることから、キャンペーンの対象範囲は拡大している。
複数の情報筋によれば、今年1月以降、山東省や河南省の施設には、退職した局レベル官僚や国有企業の幹部ら、汚職事件に関連する拘留者を相次いで収容しているという。情報筋は報復を懸念して匿名を条件に取材に応じた。
中共内部の情報筋は、大紀元に対し「複数地域で大規模な『政治的清算』が進行中だ」と明かした。
関連記事
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
中国共産党の公式発表によると、今年1~9月、省・閣僚級以上の高官73人が取り調べ対象となった。全国で正式に取り調べを始めた案件は80万件。習近平が反腐敗の徹底を求める中、第21回党大会を前に粛清の広がりが注目される