2026年3月16日、ワシントンD.C.のホワイトハウス・オーバルオフィスで演説するドナルド・トランプ米大統領(ANNABELLE GORDON / AFP via Getty Images)

トランプはなぜプーチンを諦めないのか? 中国共産党への対抗で連携模索

ロシア・ウクライナ戦争の勃発後、トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領に対し、停戦に応じるよう説得を続けている。一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領を繰り返し批判しており、一部の欧州同盟国には困惑が広がっている。しかし、メディア「ポリティコ(Politico)」の最新分析によると、トランプ氏の狙いは単なるウクライナ問題にとどまらない。より長期的な戦略、すなわち中国共産党(中共)の影響力を削ぎ、世界秩序を中共依存から脱却させることに主眼を置いているという。

記事は、トランプ政権内部の判断として、もしロシアに戦争を停止させ、再び欧米との経済的なつながりを構築させることができれば、世界の勢力均衡が変化し、国際体系における中共の影響力を減少させることができると指摘している。この戦略は冒険的にも見えるが、米国において「ロシアではなく、中共こそが米国と西側諸国にとって最大の地政学的政治リスクである」という共通認識がますます明確になっていることを反映している。

過去15カ月間、米ロ交渉は何度も膠着状態に陥ったが、トランプ・チームは諦めていない。ある米政府当局者は、ロシアとの協力を強化すれば、中共との勢力対比を変えられる可能性があると明かした。もっとも、多くの専門家は、中ロ双方が米国を主要な敵と見なしている現状では、両者の関係を切り離すのは容易ではないとして、懐疑的な見方を示している。

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