命の扱い方をめぐる市民の問い
「潜在的ドナー」 中国で問われる治療と臓器確保の境界
中国で臓器移植をめぐる不信感が再び広がっている。
発端は、中国の病院で行われたとされる講演の写真だ。壇上のスクリーンには「潜在的ドナーの評価と維持」(潜在供体的評估和維護)と表示されていた。講演者は、雲南省昆明市第一人民医院ICU所属の黄志剛医師だった。
この画像がSNSに出回ると、「人を物のように扱っているのではないか」「命を救うはずの医療が、臓器を確保する発想にすり替わっていないか」といった不安と怒りが一気に広がった。
関連記事
20年の調査を基に制作されたドキュメンタリーが米首都で初上映。中国での臓器移植急増の背景や、良心の囚人からの強制摘出疑惑を専門家証言とともに追及する
中国共産党による臓器強制収奪を扱う映画『国家の臓器』が台湾で900回以上上映。脅迫を受けながらも上映と発信を継続し、人権問題への関心と民主主義の価値を訴えている
「順調にいけば若い心臓に替えてあげますよ」。中国の病院で交わされた怖すぎる会話。止まらない若者の失踪と、出どころの見えない移植。偶然と呼ぶには出来すぎている。
浙江大学第二医院の若手医師が年末総括で「中国・ミャンマー国境に肺を取りに行った」と語り、ネットで非難殺到。臓器の闇市場、特殊詐欺園区での生体摘出疑惑が浮上。専門家は中共の臓器収奪体制を分析し、医師の良心麻痺を指摘