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第一印象を良くする小さな習慣

マナー講師のベサニー・フリスケ氏は「人に第一印象を与える時間は、ほんの数秒しかありません」と述べています。このわずかな時間で、その印象はポジティブにもネガティブにもなり得ます。フリスケ氏は、人間関係でより良い印象を残すためのコツを紹介しており、彼女のアドバイスを活かせば、どんな時でもどんな相手にも好印象を残せるでしょう。
 

「身だしなみ」は重要

フリスケ氏は、かつて400人以上が集まる部屋の中で一人の女性に目を引かれ、すぐに「彼女と友達になりたい」と思った経験を語りました。その理由は、その女性が控えめで品のある服装をしており、にこやかな表情を浮かべていたからです。清潔で、きちんとアイロンのかかった場にふさわしい服装(たとえば葬儀や結婚式にジーンズを履かないなど)は、人に好ましい印象を与える力があります。
 

時間厳守

(Malvestida/Unsplash)

「時間通り=遅刻」と言われることがありますが、これは確かに会議、コンサート、礼拝などには当てはまるとフリスケ氏は述べています。ただし、ホームパーティーなど私的な集まりでは少し事情が異なります。「開始15分前に到着したら、車の中で待機し、時間になってから中に入りましょう」と彼女はアドバイスします。その理由は「主催者は、誰もいない5分間で多くの準備ができるから」。相手の立場に配慮することが、良い印象づくりにつながります。
 

無意識のクセに注意

誰もが良い印象を与えたいと願っていますが、自分では気づきにくい「盲点」があります。フリスケ氏は、ガムを噛む、髪や顔に触る、歯間をいじる、指の関節を鳴らすなど、無意識にしてしまう行動が他人に不快感を与えると指摘します。また、汚い言葉や不適切な文法は避けるように警告しています。こうした習慣を意識して控えることで、より洗練された好印象を与えやすくなります。
 

集中と積極性を保つ

会話に集中している人は、最も印象に残りやすいものです。「自分の名前は早めに伝えるようにしましょう」とフリスケ氏は言います。たとえ以前に会ったことがある相手でも、名前を覚えてもらいやすいヒント(韻や連想)を添えて伝えると効果的です。また、スマートフォンが気を散らす原因にならないよう注意することも大切です。電話に出る必要がある場合は、相手に声をかけてからその場を離れ、通話を行いましょう。
 

丁寧な会話を心がける

(Priscilla du Preez/Unsplash)

内向的な人にとっては、パーティーなど人が集まる場に苦手意識を持つこともあるでしょう。フリスケ氏は「すべての人と話そうとせず、ターゲットを決めると良い」と助言しています。そうすることで、自分のペースで社交できます。一方、外向的な人は、会話を支配したり、声が大きくなりすぎたりして騒がしくならないよう注意が必要です。優れた会話ができる人は、良い質問を投げかけ、相手の話にしっかり耳を傾け、単なる相槌だけでなく内容のある返答をするものです。

※本記事は『American Essence』誌に初掲載されたものです。

(翻訳編集 正道勇)