中国共産党(中共)軍の序列2位とされる張又俠の拘束は北京で大きな波紋を広げている。写真はイメージ(Photo by GREG BAKER/AFP via Getty Images)

張又俠拘束で北京に緊張広がる 会食でも批判 金の買い占め相次ぐ

中国共産党軍のナンバー2とされる張又俠の失脚が発表された後、国際社会に衝撃が広がったほか、北京でも大きな動揺が広がった。北京市在住の1980年代生まれの男性がこのほど、大紀元に対し一連の出来事について当時の状況を振り返った。

1月24日、中国共産党軍は張又俠と中央軍事委員会合同参謀部参謀長の劉振立の失脚を発表した。当局は当初「汚職」ではなく「軍委主席責任制を重大に踏みにじった」「重大原則問題で誤った立場を取った」「中央軍事委員会の決定を骨抜きにし消極的に執行した」「党と軍への絶対的指導に実質的危害を及ぼした」など6項目の高度に政治化された問題を挙げた。その後、軍報の評論2本で張又俠の問題は汚職にも結び付けられた。

北京在住の1980年代生まれの李偉(仮名)は北京に複数の不動産を所有し、官界や現役軍人を含む幅広い交友関係を持つという。李偉は大紀元に対し、張又俠の失脚後、周囲は衝撃を受け、「今後どうなるのか、どの方向へ進むのか分からない」と語り、社会全体が戸惑っていると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が最近発表した五カ年計画には、習近平が以前から強調してきた内容がほとんどそのまま盛り込まれている
国連はもはや米国の理想を反映した場ではなく、中国共産党に「乗っ取られた」機関に変質した。巨額の資金を投じながら主導権を奪われた米国の失策と、25年に及ぶ中国の巧妙な浸透工作の実態を鋭く告発する
新疆ウイグル自治区の警察官だった男性が、ドイツ滞在中に亡命し、中国当局によるウイグル人弾圧の実態について証言した。ほぼ毎週のように被拘束者が死亡し、十分な医療もなかったと明かしている
中東情勢の緊迫化と中国の石油買い占めによるエネルギー危機が迫る中、高市首相はアジアの供給網を強靭化する新枠組み「パワー・アジア」を発表した。医療物資確保など日本経済防衛の要となる施策を解説
中国共産党が全国の小中高校で「国家安全教育」教材の使用を統一。党の指導や国家利益至上を柱とする内容で、政治教育は子供世代へ拡大。思想統制の低年齢化に懸念や批判の声が上がっている