習近平に酷似とされる歌手 容姿が理由でアカウント相次ぎ停止
中国のバリトン歌手兼俳優である劉克清氏は、中国共産党(中共)の党首である習近平に容姿が酷似していることから、中国のSNSでたびたび警告を受けたり、アカウントを停止されたりしてきた。いずれも、中共側が容姿が規定に違反している「外見の規定違反」を理由としている。
2019年9月、劉克清氏は短編動画投稿アプリのdouyin(TikTokの中国版)にアカウントを登録した。登録から2日間で37万回の「いいね」を集めた。当時、劉克清氏は投稿で、「注目を集めた理由は自分の歌唱力ではなく、ある国家指導者に似た容姿にある」と記していた。
その後、コメント欄に習近平の名前を書き込む利用者が相次ぎ、動画や投稿は敏感な話題と見なされた。それを受け、劉氏のdouyinのアカウントはブロックされた。
2020年5月10日には、プロフィール画像が規定違反だとして、利用者から実名で通報され、劉克清氏のdouyinアカウントは再び停止した。
2025年、劉克清氏は投稿で、過去5年間にわたり、容姿を理由にdouyinのアカウントを繰り返し停止されてきたと明かしている。
最近、同氏はdouyinのアカウントでプロフィール画像を新たに変更し、「ようやく審査を通過」し、自身の写真をアイコンとして使用できるようになったと述べた。
しかし、この情報が拡散すると、中国のネットユーザーの間でさまざまな声が上がった。
「新しいアイコンの方がさらに似ており、再び停止されるのではないか」とする声や、「不思議な国だ。容姿まで違法とする」と皮肉る投稿が相次いだ。中には、「独裁国家は恐ろしく、替え玉として連れ去られる可能性があるのではないか」と懸念を示す意見もあった。
関連記事
中国共産党(中共)当局は国内の混乱を隠すため、ポルノ投稿でSNSを氾濫させる手法によりデジタル権威主義を拡大している
中共がロシアへの観光を推進する中、現地では中国人観光客の死傷事故や失踪事案が相次いでいる。中共駐ロシア大使館が安全への注意を呼びかけたことで、戦争状態にある国への渡航を奨励してきた中共の姿勢と、現実の危険性との大きな乖離が改めて浮き彫りとなった
中国で1月の地方「両会」開催に伴い、各地で監視体制が激化した。陳情者を24時間監視する「維持安定」経費は軍事費を凌ぐ勢いであり、その巨額予算を役人と警備会社がかすめ取る腐敗の実態を報じる
インドでニパウイルスの感染が報告された翌日、中国メディアが武漢ウイルス研究所が新型コロナの治療薬がニパウイルスに対して有効性を示したと報じたことに疑念の声が上がっている