6日、中国共産党の習近平党首は、中央軍事委員会副主席の張勝民のみを同行させ、北京に駐留する退役軍人らを訪問した(Feng Li/Getty Images)(Photo by Feng Li/Getty Images)

張又俠拘束後 習近平が軍の老幹部を慰問 随行は1人のみ

中国共産党(中共) 中央軍事委員会の序列2位とされる中央軍委副主席の張又俠が拘束された後、中共党首で中央軍委主席の習近平は2月6日、北京駐在の軍隊の老幹部と面会し、文芸公演を鑑賞した。ここ数年と比べ、今回の行事で習近平に随行した軍高官は中央軍委副主席の張升民1人のみで、他の複数の上将はすでに粛清された。

国営新華社通信は、中央軍事委員会が主催する「駐京部隊老幹部を慰問する春節祝賀文芸公演」が6日午後に開催され、習近平が公演を鑑賞し、出席した軍隊の老幹部および中国共産党軍の離退職老幹部を慰問したと伝えた。

中央軍委副主席の張又俠と中央軍委委員の劉振立が先月24日に同時に調査を受けると発表された後、中共の上層部の政治的雰囲気と軍の動向を巡り各方面で憶測が広がっている。こうした中、習近平と軍隊老幹部との今回の交流も外部から注目を集めた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
中国共産党がチベットでドローンや顔認識、AIを組み合わせた監視体制を拡大している。法輪功学習者への監視や、生体認証・予測型警務、海外への統治手法の広がりも報告されている
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析