中共が「反腐敗」強調も 規律違反が急増
中国共産党(中共)が「反腐敗の強化」を高らかに宣伝し続ける一方で、最新の紀律検査データは、汚職や規律違反がむしろ拡大している実態を浮き彫りにしている。昨年に中国全土で摘発された「八項規定(8か条の決まり)」への違反件数は29万件を超え、前年から約3割増加しており、いわゆる「反腐敗の成果」に対する外部の疑念が再び強まっている。
1月28日、中央紀律検査委員会・国家監察委員会の公式サイトは、2025年に全国で「八項規定」の精神に違反した案件が29万752件に上ったと発表。これは2024年通年と比べて6万5千件以上の増加で、増加率は29%に達する。
同期間中、処分を受けた人数は37万5604人に上り、このうち26万1788人を党紀・政務処分に科した。
関連記事
米アンソロピックは、中国の複数AI企業が利用者に知らせずClaudeを利用し、回答を自社サービスに表示していた疑いがあると指摘。軍・警察や企業の機密情報が海外に送信された可能性も浮上した
中共の新たな出入国管理規定が9月15日に施行される。政府機関や国有企業、金融機関、病院、大学では、職員本人だけでなく、家族の外国パスポートや永住権についても調査が広がっている
トランプ大統領は、米国人雇用を条件に中国自動車メーカーの米国内工場建設を容認する姿勢を示した。完成車の輸入やメキシコ経由の迂回輸出は拒絶する一方、訪米予定の習近平との会談を前に柔軟な対応を覗かせている
北朝鮮では、金正恩の娘・金主愛氏が次期指導者として浮上し、「4代世襲」への動きが強まっている。一方、中国では習近平の後を継ぐ人物がいまだ見えていない。対照的な中朝の権力継承、その背景にある違いとは
中共人民銀行が8月に20トン超の金を購入し、22か月連続で金準備を拡大した。香港では金保管能力を2千トン超へ拡大する計画も進む。背景に脱ドルや経済制裁への備えがあるとの分析が出ている