海外メディアが相次ぎ張又俠を追及 国防部は会見の内容削除
中国共産党(中共)軍事委員会副主席の張又俠の拘束をめぐり、国際社会の関心が高まっている。中共国防部の定例記者会見では、海外メディアから関連する質問が相次いだが、報道官は曖昧な回答に始終し、これらの質疑応答は軍の公式サイトに掲載されていない。
1月29日、中共国防部は、張又俠の失脚が公式に発表されて以降、初となる定例記者会見を開いた。会見では30件余りの質問が出され、そのうち約10件が張又俠に関するものだった。質問は、現在2人のみとなった中央軍事委員会が次にいつ会合を開くのか、現役の上将は何人残っているのか、張又俠の失脚によって米中両軍の意思疎通に支障が生じていないか、中共の戦略配置や台湾政策に影響が及ぶのかなど、多岐にわたった。
こうした中共にとって答えにくい質問に対し、蔣斌(しょう・ひん)報道官はいずれも直接的な回答を避け、「提供できる情報はない」と述べるか、従来の決まり文句を繰り返すにとどまった。
関連記事
軍副主席・張又侠の拘束説が流れる中、習近平の姉・斉橋橋ら家族にも「外出禁止令」が出たとの衝撃情報が浮上
中共軍事委員会副主席、張昇民が北京衛戍区を訪れ軍の「安全・安定」を強調した。張又侠失脚後の政局不安が背景にあるとみられ、忠誠表明を続ける張昇民自身の危ない立場も指摘されている
張又侠と劉振立の失脚を受け、中共軍内部の緊張が高まっている。軍の動揺や内部の駆け引きを示す情報が相次ぎ、習近平にとって張又侠の処遇は大きな政治課題となっている
張又俠が失脚した半か月後、2月12日、米中央情報局は中共軍の将校に向けた勧誘動画を公開した。専門家は、この動画が中共の弱点を突く内容となっており、中共上層部の分裂や体制の崩壊を加速させる可能性があると指摘
中国軍副主席・張又侠の失脚後、軍報が過去の反逆者・張国燾を異例の頻度で批判。これは張又侠が軍を私物化し「別の党中央」を企てたことへの暗示か。習近平一強体制における軍内部の激しい権力闘争の深層に迫る