近日、張又俠が習近平に宛てて書いたとされる密書が、インターネット上で急速に拡散している(wang zhao/Agence France-Presse/Getty Images)

張又俠秘密書簡が衝撃告白 「数十万の兵士を投入しても台湾には近づけない」

中国共産党(中共)軍の事実上のナンバー2で、中央軍事委員会副主席の張又俠(ちょうゆうきょう)が、1月24日に失脚したと公式に発表されて以降、中共指導部をめぐる権力闘争の内幕が相次いで伝えられている。そうした中、張又俠が拘束される前に書いたとされる秘密書簡がネット上で拡散し、大きな注目を集めている。真偽や本人の筆によるものかは確認されていないが、その内容は広範な関心を呼んでいる。

書簡では、張又俠と習近平との間に存在した複数の重大な対立点が列挙されている。具体的には、台湾統一のタイミング、ロシアとの戦略的協力の深さ、軍幹部の急速昇進に関する基準などが挙げられている。

また、三中全会を前に、習近平がロシアによるウクライナ侵攻に乗じて台湾への攻撃を企図していたが、張又俠がこれに反対した結果、習が「激怒して病に倒れ、入院する事態となり、会議が中止寸前に追い込まれた」とも記されている。

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複数の中共軍関係者によると、1月24日に中央軍事委員会副主席の張又俠が失脚したことが公式に発表される数時間前、軍事委員会は「臨戦状態」に相当する最高水準の統制措置を発動していたという
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張又俠が習近平に宛てて書いたとされる秘密書簡が、ネット上で急速に拡散。書簡の内容は体制内部の実情と一致しているものの、必ずしも張又俠本人が書いたとは限らず、中共内部の権力闘争が激化した中で生まれたものと見る向きが強い