中国共産党中央軍事委員会副主席の張又俠と中央軍事委員会委員の劉振立に対する突然の捜査は、世界に衝撃を与えた(Photo by GREG BAKER/AFP via Getty Images)

前軍人が張又侠拘束の内幕を暴露 軍首脳は支持表明を拒否 将校は相次ぎ辞職

中央軍事委員会副主席の張又侠と、中央軍事委員会委員の劉振立が突然調査を受け、各界に衝撃が走っている。

 

中央軍事委員会副主席の張又侠と、中央軍事委員会連合参謀部参謀長の劉振立が拘束された後、詳細情報が相次いで伝えられ、事態は現代版の宮廷劇の様相を呈している。事案発生後、中国共産党軍第31集団軍の退役将校は、軍は混乱状態にあり、中堅以上の将校が相次いで辞職や転業の申請を行い、各集団軍の司令官は習近平支持の表明を避けていると明らかにしている。近く重大な事態が起きる可能性があるという。

中国国防部は1月24日、張又侠と劉振立が「重大な規律・法令違反の疑い」で立件調査の対象になったと突然発表した。この情報は数日前から噂されていたものの、公式発表までの速さに世論は驚いた。

▶ 続きを読む
関連記事
張又侠が拘束される前、習近平と激しい口論を交わしていた?中央軍事委員会第一副主席の張又侠と、中央軍事委員会連合参謀部参謀長の劉振立が拘束されたとされる事案は、波紋が広がり続けている。
最近、習近平が軍の反乱を防ぐため、各大軍区の幹部や家族宿舎に住む関係者に対し、厳しい行動制限を課しているとの噂が広がっている。分析では今回の内闘は今後さらに激化し、将来クーデターが起きた場合、習近平政権にとって致命的な打撃になり得るとの見方が示されている。
関係者によると、張又俠は中央軍事委員会本部の八一ビルで内部会議に出席する直前、関係当局によってその場で連行されたという
中国本土のネット上では、全国民・全軍に対して蜂起を呼びかける「全国人民に告ぐ」と題する文書が出回っており、大きな議論を呼んだ