中南海に走る激震 張又俠失脚で加速する軍内部の動揺
中国共産党中央軍事委員会副主席の張又俠と、同委統合参謀部参謀長の劉振立が1月24日、公式に失脚したと発表された。専門家の間では、中国共産党(中共)指導部内部の権力闘争の苛烈さが段階上げし、指導層全体が深刻な不安定状態に陥っているとの見方が強まっている。
張又俠の失脚は、中南海に強い衝撃を与えている。事情に詳しい識者は、「誰もが次は自分ではないかと警戒している状況だ」と指摘する。
米NYに位置する飛天大学人文科学系の章天亮教授は、張又俠について「人脈では、張又俠は習近平の幼なじみであり、実力では、軍内で唯一団級での実戦経験を持ち、ベトナム戦争にも参加した人物だ」と説明。「父親の張宗遜は建国期の上将で、いわゆる『紅二代』に属する。そのような人物ですら短期間で失脚したという事実は、他に例外が存在しないことを示している」
関連記事
トランプ米大統領は5月に中国を訪問し、習近平と会談する計画だ。最近、トランプ氏が公の場で習近平を「称賛」したことが注目を集めている。これについて矢板明夫氏は、これはトランプ氏の一貫した交渉手法であり、対中政策の大きな方向性は変わらないと述べた。
中国共産党(中共)政府の外務省は30日、自民党の古屋圭司衆院憲法審査会長に対し、中国国内の資産凍結や入国禁止などの制裁措置を決定したと発表した。措置は同日付で即日実施される。
中国共産党軍内部で、過去12年にさかのぼる大規模な調査が進められていることが分かった。調査は中堅・上層部の将校らに広がっており軍内では前例のない不安と動揺が広がり、実戦能力より政治的忠誠が優先される体制への転換に懸念が強まっている
習近平が政権を握って以来、自ら抜擢した党・政府・軍の側近が相次いで失脚、あるいは消息不明となっている。軍から党内に至るまで習近平に対し二心を抱く者が多く、すでに威信は大きく揺らいでいる
中共当局による懸賞付き指名手配を受けた台湾のインフルエンサー八炯氏が、海外の中共領事館で出頭を試みたものの受け付けられず、その様子を収めた動画が注目を集めている