北京による軍トップの粛清 安定性に疑問符 専門家の見解
1月24日、中国共産党(中共)は、国内で最も影響力のある軍高官2名——中央軍事委員会(CMC,Central Military Commission)副主席の張又侠と統合参謀部参謀長の劉振立——に対し、「重大な規律および法律違反」の疑いで調査を開始したと発表した。
異例の速さと規模で行われたこの動きは、中国内部に精通した関係者や観測筋の間で憶測を呼んでいる。その多くは、これが単なる汚職事件ではなく、中共軍の指導部レベルにおける政治的危機の反映であると考えている。
張と劉は、中国の制服組の中で最も権力を持つ将校に数えられる。張は政治局員であり、2人しかいないCMC副主席の一人として、中共党首・習近平による軍掌握の要と長年見なされてきた。劉はCMC委員であり、統合参謀部参謀長として解放軍全体の作戦指揮を統括していた。
関連記事
「引退しても逃げられない」 中国共産党政権では近年、退職から18年を経た高官を摘発する事例も出ている。米紙は、習近平の反腐敗運動が汚職摘発から「忠誠心を試す粛清」へ変質していると報じている
中国当局が昆明で米国籍のミャンマー人学者を拘束。米大使館は渡航リスクを連日警告し、恣意的拘束や出国制限、二重国籍不認可による領事支援の制約に注意を呼びかけた
中国共産党の重要会議で「習近平党建思想」を初めて明示。一方で幹部の発言構成や役割分担に「異例」との指摘も。党内の力学変化をめぐり観測が広がっている
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
EUの情報機関は、中国がロシア軍兵士数百人を国内で訓練し、一部がウクライナ侵攻の前線に投入されたと確認した。ドローンや電子戦などが含まれ、EUは15日の外相会議で議題とする見通し