(写真はイメージ。China Photos/Getty Images)

中国の人口14億に遠く及ばず 学者が指摘「出生率0.7未満」2025年過去最低792万人

中国の2025年の出生人口は792万人にとどまり、1949年の統計開始以来の過去最低を記録した。人口学者の梁中堂氏は、実際の全国人口は公式発表の14億人を大きく下回っており、女性の出生率も0.7を下回り、世界で最も低いとされる韓国よりも低いとの見方を示した。

1月19日に中国国家統計局が発表したデータによると、2025年末時点での中国の総人口は14億489万人で、2024年末より339万人減少した。年間の女性の出生人口は792万人にとどまり、出生率は人口千人当たり5.63である。死亡者数は1131万人、死亡率は千人当たり8.04となり、これにより中国は4年連続で自然減少を記録した。減少率は千分の2.41に達している。

中国山西省社会科学院の元副院長であり、かつて国家計画生育委員会の専門委員を務めた梁中堂氏は中央社の取材に対し、次のように述べた。「中国は1982年から人口センサスを開始し、10年ごとに全国国勢調査を実施してきた。中間年には5年ごとに1%、毎年は千分の1の人口を抽出して調査してきたが、これらの調査はいずれも『年間1千万人以上の純増』を前提に、調査手法や結果を調整してきた」。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の7月若年失業率は17.9%と過去3年の7月で最高水準に上昇した。1270万人の卒業生が就職市場に流入する一方、低賃金・不安定雇用が広がり、保護者からは「大学まで出した意味がない」との嘆きが出ている
中国河北省で白菜へのホルムアルデヒド使用が問題となるなか、2012年の官製メディア報道では、同様の鮮度保持が中国各地で行われ、業界の慣行になっていた実態を伝えていた
中国でコロナの感染が再び拡大している。7月の感染者は52万2千人と前月から約560%増加。一方、重症者487人、死亡者1人という中国CDCの統計に医師らが疑問を呈している。病院でPCR検査を案内されない患者や医師の証言も出ている
「帰国すればまた出られる」と告げられたが、中国の若者は帰国後に出国制限の対象となった。海外旅行中に警察から帰国を迫られ、戻った後に知らされた「ブラックリスト」。中国で強まる出国管理の実態とは
中国で出生数の減少が教育現場を直撃している。2025年の幼稚園専任教員は前年比約22万人減。園数・在園児数も減少し、師範系大学では就学前教育の募集停止や学科再編が広がっている