グリーンランド(shutterstock)

米国の運命を握る30分間 グリーンランドという「防空の盾」

トランプ米大統領が、中露による浸透と占領に対抗するため「グリーンランド買収」を強く主張する中、同島の将来的な帰属が国際的な注目の的となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙は先日、7枚の戦略地図を用いて、現在の世界情勢におけるグリーンランドの変遷を分析した。かつての氷に覆われた荒野は、今や米国および北大西洋条約機構(NATO)にとって不可欠な「国家防衛の中核」へと変貌を遂げている。

記事はまず、長年にわたり世界の人々が「メルカトル図法」の平面地図に縛られ、グリーンランドを「遠く離れた、孤立した巨大な氷の島」だと誤解してきたと指摘する。しかし、北極点を中心とした球体投影へと視点を切り替えると、冷徹な軍事上の現実が浮き彫りになる。グリーンランドは、北米本土とユーラシア大陸を結ぶ最短ルートである「大圏航路(Great Circle Route)」の要衝に位置しているのである。

2026年の防衛体系において、この地理的特徴は、グリーンランドが大陸間弾道ミサイル(ICBM)攻撃に対する「前哨基地」であることを意味する。地図によれば、ロシアの北極基地やアジアの一部からワシントン、ニューヨーク、シカゴに向けて発射される弾道ミサイルは、必ずグリーンランドの上空を通過する。この地政学的な必然性により、同地は米軍にとって単なる『遠方の島』ではなく、本土防衛の成否を分ける『第一の関門』となった。

▶ 続きを読む
関連記事
元フランス県議会議員が家族と神韻ナント公演を鑑賞。壮大な芸術性と深い中国哲学に感銘を受け、「誰もが心の救済を見出せる演出」と絶賛。言語を超えたメッセージと内なる平和の重要性を語る感動のインタビュー
欧州委員会は25日、中国から輸入される「アラキドン酸オイル」が粉ミルク汚染の原因とみられるとして、水際での検査体制を強化したと発表した
2026年イギリス公演のレビュー。神韻芸術団が届ける中国古典舞踊とオーケストラの調べが、観客に深い慈悲と希望を与えた。歴史絵巻のような舞台と芸術家の情熱を、現地ファンの感動の声と共に紹介する
ロシアのバイカル湖で中国人観光客を乗せた車両が沈没し7人が死亡した事故で、中共の中央テレビは死亡者に触れず「1人救助」とのみ報道。内容に対しネット上で批判が広がっている
中共の国有軍需貿易大手中国電子進出口有限公司(CEIEC)がベラルーシの大規模弾薬生産ラインの建設を支援していると指摘された