2025年4月23日、モスクワのクレムリン宮殿前で道路を清掃する市の作業員(Alexander Nemenov/AFP)

ビザ免除で殺到した中国人観光客 ロシアの『現実』を見て凍りつく

12月1日、ロシアのプーチン大統領が署名した命令により、同日から2026年9月14日まで、中国国民は観光や商用目的でロシアをビザなしで訪問できるようになった。そして15日、「ロシアへの初のビザ免除旅行に出た中国中産階級が呆然とした」というハッシュタグが、微博(ウェイボー)の検索急上昇ランキングで一時2位に浮上した。

12月15日、観光と商業をテーマに記事を発信するメディア「旅界」が、「ロシアへの初のビザ免除旅行に参加した中国中産階級、呆然とした」というタイトルの記事を掲載し、注目を集めた。

記事によると、広東省で対外貿易を営む90年代生まれの豪氏は、ビザ免除後にモスクワへ渡航した最初の中国人旅行者のひとりである。彼の抱いていたロシアのイメージは、これまで10年間に培ったグローバルな旅行経験に基づいたものだった。到着、SIMカードの挿入、タクシーの手配、ホテルのチェックイン――この一連の流れは「標準的な手順」であるはずだった。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州金属協会がEU本部前に棺を並べ、中国製部品の安値流入への対策強化を要求。欧州製造業の空洞化や雇用喪失への懸念が高まる中、EUの対中貿易措置の行方に注目があつまる
ベルギー検察は、半導体メーカーBelGaNの元幹部をスパイ活動の疑いで拘束した。窒化ガリウム半導体の知的財産や営業秘密が中国企業に流出した可能性を捜査
EUはグリーンランドに2億ユーロを投資すると発表した。通信、クリーンエネルギー、重要鉱物を重点分野とし、北極圏で存在感を強める中国共産党とロシアへの警戒も背景にある
軍も産業もエネルギーなしには動かない。脱炭素を急ぐEUと、エネルギー・産業基盤を確保する中国共産党。その差が、ヨーロッパの防衛力と戦略的自立を左右している
ロシアのプーチン大統領と会談した後、トランプ米大統領の特別代表を務めるスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏は9月6日、キーウでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。