ココアを毎日少し——炎症・心臓・体重ケアにうれしい効果
チョコレートは好きですか? ココアはその原料としてよく知られていますが、実はそれだけではありません。かつては「神の食べ物」と呼ばれ、金と同じくらい貴重とされていた神秘的な食材でした。古代南米では、マヤ文明やアステカ文明の人々がココアを贈り物や通貨、さらには薬として用いていました。ココアを粉末にしてスパイス(唐辛子やバニラなど)を加えた飲み物にし、気分を高めたり、体力をつけたり、病気を予防する目的で飲まれていたのです。
ココアがヨーロッパに伝わった初期には、特に貴族や王族の間で大変な人気を博しました。当時はココアが非常に希少で運搬も困難だったため、1杯のホットココアはまさに贅沢な楽しみとされていたのです。小さなカカオ豆には、文化、富、そして健康の秘密が詰まっていて、多くの人々が競って手に入れようとしていました。
ココアは気分をよくしてくれる甘い食べ物というだけでなく、実は自然の「スーパーフード」でもあります。体の内側から外側までサポートしてくれる、抗炎症作用や抗酸化作用、気分の向上、代謝の促進といった多彩な効果があります。ココアに含まれる成分には、フラバノール、ポリフェノール、マグネシウム、鉄分、カリウム、カフェイン、フェネチルアミン(PEA)などがあり、これらはどれも私たちの健康に良い影響を与えるものばかりです。
関連記事
「炭水化物は炎症を引き起こす」は思い込みかもしれません。サツマイモ、豆類、そば、キヌア。正しく選べば、炭水化物は炎症を抑える強い味方になります。栄養士が教える食べ方と簡単レシピも紹介します
妊娠中の母親の食生活が、子どもの自閉症リスクを22%低下させる?大規模追跡研究で判明した、胎児の脳発達を守る栄養素とエピジェネティックな仕組み。欧米型から地中海風の食事への転換や、妊娠時期に応じた必須栄養素の摂り方を専門家が伝授します。
コーヒーは腸内細菌を通じて、気分や認知機能、炎症に良い影響を与える可能性があります。カフェインレスでも一部の変化が確認されました。
塩辛くない食パンや飲料にも、ナトリウムが隠れていることがあります。腎臓を守る減塩のコツを解説します
子どもの毎日の食事が、成長だけでなく脳の発達にも関わっているとしたら?チキンナゲットや甘いシリアルなどの超加工食品と、幼児の脳構造との意外な関連が研究で明らかに。親ができる食生活の見直し方も紹介します。