トランプ米大統領と習近平は10月30日、6年ぶりに対面で会談した(Andrew Caballero-Reynolds/AFP via Getty Images)

世界はなぜ中国から資本を引き揚げるのか 中共はなぜその流れに抗えないのか

2025年第3四半期、中国への海外直接投資は減少を続け、中国が抱える経済的課題と投資家の慎重姿勢の高まりがあらためて示された。

中国共産党(中共)国家外貨管理局によれば、この期間の外国直接投資(FDI)流入は85億ドルにとどまり、前期比で51%減、2022年第1四半期のピークと比べると92%減という大幅な落ち込みとなった。2025年初めには一時的な持ち直しがあったものの、トランプ政権が報復関税を発動すると、その動きはすぐに押し戻された。

一方で、対内投資が大幅に減るなか、14次五か年計画期間(2021〜2025年)を通じて中国からの対外直接投資は堅調だった。その結果、2021年と2022年には純流入となっていた中国の直接投資収支は、2023年以降、急速に純流出へと転じた。

▶ 続きを読む
関連記事
FCCは、中国企業が製造した半導体や通信部品など、論理処理機能を持つ部品を搭載した機器の販売を禁止した。米中サプライチェーンのデカップリングがさらに進む
『論語』学而篇から治国の本質を解き明かす。晏嬰の信義、漢文帝の節約、召公の愛民という歴史的逸話を通じ、真の善政とは「無事」を極めることにあると提示。時代を超えて響く孔子の徳治思想を紐解く
東京の片隅にある8席のラーメン店。効率や規模拡大を追う現代で、「この一杯しか作れない」と職人が一生をかけて紡ぐ静かな境地とは。稲盛和夫の「敬天愛人」や儒教の「智」を通じ、真の豊かさを問う
トランプ政権は、パナマ運河、ベネズエラ、キューバ、USMCA再交渉などを通じ、米州における中国共産党の影響力排除を進めている。その6つの主要戦略と中南米の政治変化を解説する
『論語』学而篇(四)を解説。「吾日三省吾身」に秘められた内修の天機と、古代教育における「修徳開智」の本質を読み解く。単なる教訓を超え、偽善を排して真の「忠・信」を実践するための指南書となる一文