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秋冬は「朝シソ」で免疫習慣

シソは、体の中では胃や腸の働きを整え、外では風邪や寒さを追い払ってウイルスを防ぐ力があります。体全体のバランスを整えて、秋から冬にかけての季節の変わり目を元気に過ごすのにぴったりです。シソを使った餅を朝食に食べると、その力をしっかり取り入れることができます。

秋が深まるとカニがおいしくなりますが、食べすぎると体が冷え、胃腸を弱らせて腹痛や下痢を起こしやすくなります。昔の中国の医書『太平聖恵方』には「カニを食べてお腹が痛くなったらシソ湯を飲めば治る」と書かれていますし、『本草綱目』にも「シソはカニの毒を取り、気の流れを良くして風寒を除く」とあります。

そのため、秋にカニを食べるときはシソを添えるのが昔からの習慣です。シソはカニの冷えを中和し、湿気を追い出して胃を温め、気の流れを整えてくれるからです。

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中医学の養生は、体を自然界のように調和させる「気候調整」の学問。五行の働きが乱れると病が生じ、整えば健康が戻る。季節と連動した「人体の気候」を理解することで、日々の食と生活に新たな視点が生まれます。