120歳までの長寿を達成するために ― 専門家が語る毎日行うべき4つの習慣
ヴァルテル・ロンゴ氏は、健康と長寿研究の専門家です。彼は長寿の研究を続けると同時に、自らも実践し、「120歳まで生きられる」と希望を語っています。
「私は言行一致を大切にしています。この目標を達成できるかどうかは分かりませんが、試してみること自体に価値があると考えています」これは、ロンゴ氏がCNBCの取材に応じた際のコメントです。
ロンゴ氏は20年前、イタリアの故郷に戻り、サルデーニャ島など百寿者(100歳を超える人)が多く暮らす地域で、長寿の秘訣を研究してきました。現在は、イタリア・ミラノのIFOM分子腫瘍研究所で「長寿とがん研究ラボ」の主任を務め、また南カリフォルニア大学ロサンゼルス校(USC)のレナード・ディ老年医学研究所の所長でもあります。ロンゴ氏は、患者に対して次の4つの生活習慣を推奨しており、自らも実践しています。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
117歳まで大病なく生きた女性の“赤い数値だらけ”の検査結果が示したのは、完璧な数値ではなく、日々の習慣がつくる回復力でした。長寿の新しい視点に迫ります。
台湾の中医師・周宗翰氏が、健康長寿のために実践している3つのアンチエイジング習慣を紹介。睡眠・食事・血流の3方向から老化を防ぐ秘訣を、中医学と最新研究の両面から解説します。
男性の寿命が女性より短い背景には、FOXO3遺伝子の働きの差があります。しかし、運動・断食・植物性栄養などでその機能を高め、老化を遅らせることは可能です。