2025年10月30日、アメリカのトランプ大統領と中国共産党の習近平党首は、韓国の釜山にある空軍基地で二国間会談を行った後に会場を後にした。(Andrew Harnik/Getty Images)

米中首脳会談後の休戦 見た目の安定がどこまで続くのか

トランプ・習近平の米中首脳会談後、米中の貿易戦争は、ひとまず休戦状態に入ったように見える。しかし、本当に関係が安定したのかという疑問が各方面で指摘されている。

米国のベッセント財務長官は、韓国・慶州で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の期間中にインタビューに応じ、数か月間の摩擦を経た米中両国が「微妙なバランス」に到達したと述べた。ただし、その「微妙なバランス」とは何を指すのかについて、長官は具体的な説明を避けた。一般的には、現在の米中休戦は脆弱な均衡状態にすぎず、戦略的和解というより、戦術的な損失回避の結果との見方が強い。

外交儀礼の面でも、今回の米中首脳会談後には共同記者会見も共同声明もなかった。これは、双方が表面的な平静を注意深く保っていることを示している。

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