国際的なハッカー組織「Black Moon」が、中国とロシアの機密軍事契約書を公開した。この契約には、ロシアが中国共産党の台湾に対する空挺部隊構築を支援する内容が含まれている。写真はロシアのIl-76MD戦略輸送機。(Niruku/Wikipedia)

ハッカー組織が中露軍事協力の機密契約を暴露 台湾攻撃準備も浮上

ハッカー組織「Black Moon」が中国とロシアの軍事協力に関する機密契約書を流出させ、ロシアによる中国共産党(中共)の台湾攻撃準備支援の実態が明らかになった。

Black Moonは、中共による台湾攻撃の準備を支援するため、ロシアが空挺部隊向けの武器装備や指揮自動化システムを提供する文書2件を入手した。これにより中露間の軍事協力の一端が明らかになったものの、両国間には引き続き溝も存在している。

中露の政治・軍事協力は、一般に認識されている範囲を大きく上回っている。Black Moonが公開した文書によれば、ロシアは中共による台湾侵攻に向けた準備支援を行っており、その規模や関与の度合いは一般的な予想を超えている。組織が入手した2件のロシア側軍事支援関連文書のうち、1件目は今年7月末に入手、その後SNS「X」で公開された。さらに8月5日にはドイツの『BILD』ウェブサイトで大きく報じられ、国際的な注目を集めている。

▶ 続きを読む
関連記事
世界一の長寿企業国・日本。創業1400年の金剛組や500年のとらやなど、300年を超える老舗には利益よりも大切な「家訓」があった。時代が変わっても揺らぐことのない東洋の道徳観「義」の精神と経営の真髄に迫る
米国防総省は調達制度を刷新し、低コスト・大量生産のドローン戦略へ転換。「ガントレット」試験により企業を実戦環境で即時選抜し、迅速配備と技術更新を実現する
ウクライナ軍のドローン主導戦術が、ロシアの大規模装甲攻勢を撃退。低コスト兵器が高価な戦車を無力化し、戦場の構造と戦術を根本から変えつつある
パナソニック創業者・松下幸之助が掲げた「水道哲学」と儒教の「仁」の思想の響き合いを描いた一文。モノづくりを通じて人々の生活を支え、社員の人格を育んだ希代の経営者の哲学と、その真意に迫る
中国による南太平洋への弾道ミサイル発射と米豪への影響、それに応じたインドの軍事・外交的対抗策、そしてトランプ政権下での米国の孤立主義回帰による「インド太平洋戦略」の変容と今後の国際情勢を解説する