2021年11月27日に当時の岸田文雄首相が東京の陸上自衛隊朝霞駐屯地で行った検閲の際、三菱重工業が製造した112式地対艦ミサイル(右後方)の前を通り過ぎる様子。(KIYOSHI OTA/POOL/AFP via Getty Images)

日本 長距離ミサイル前倒し配備 防衛力強化で中国軍事活動を抑止

防衛省は8月29日、国産の長距離対艦ミサイルを従来の計画よりも1年早く西南地域に配備する方針を発表した。中国共産党(中共)による海軍活動が活発化する中、抑止力の強化と自衛隊の「反撃能力」確保を図る重要な施策と位置づけている。

今回の配備計画では、まず改良型の「12式地対艦誘導弾」が2026年3月までに熊本県の陸上自衛隊駐屯地で運用を開始する予定だ。射程は約1千kmで、中国沿岸、東シナ海、台湾北東海域、朝鮮半島の広範囲をカバーするという。高い機動力により、離島や本土への攻撃にも迅速に対応できるとされる。

防衛省は「南西地域の防衛力強化が喫緊の課題」として熊本への配備を決定。さらに2027年度には静岡県内の基地への同型ミサイル導入も予定している。今後は多拠点・広域の防御体制構築を目指す方針だ。

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