法輪功迫害報告書 トランプ米大統領らが返信
明慧網が発行した法輪功迫害報告書がトランプ米大統領や米・台各地の図書館へ寄贈され、感謝や受領の返信が届けられた。書籍は中国における25年の迫害の実態と信仰者の歩みを記録している。
最近、法輪功学習者たちは明慧網が出版した『中国共産党による法輪功への迫害:25年が経ち、今も続いている』をアメリカ政府、ワシントン大学図書館、台湾国家図書館などに寄贈し、トランプ米大統領をはじめ各方面から返信が寄せられた。
『中国共産党による法輪功への迫害:25年が経ち、今も続いている』は、2024年に明慧網が収集した一次資料を基に、法輪功学習者に対する中共の迫害の実態を体系的にまとめたものだ。
1999年から現在までの25年間にわたり、当局による組織的で残虐な迫害の様子や、パンデミック中に起きた嫌がらせ・弾圧、最近の越境弾圧の事例も記録されている。さらに、信仰を守って迫害に抵抗する学習者の努力や、「真・善・忍」の理念に共感し世界各地で支援する人々の事例も紹介している。
今回の書籍は、2021年に米国独立出版者協会(IBPA)の「ベンジャミン・フランクリン賞」で「ビル・フィッシャー最優秀初出版賞」銀賞に輝いた前作『中国共産党による法輪功への迫害:20年が経ち、今も続いている』を基に、新たな資料を加えて編集された。
米大統領選後、アメリカの法輪功学習者はこの人権報告書の英語版『The CCP’s Persecution of Falun Gong: 25 years and counting』を、トランプ大統領やワシントン大学図書館などに送付している。以下に返信の一部を紹介する。
トランプ大統領からの返信
「丁寧なお言葉とご配慮に感謝いたします。
メラニアとともに、揺るぎないご支援と励ましに心から感謝します。私たちの国家が強いのは、あなたのように、信仰、家族、コミュニティ、そして祖国を大切にし、それらを信じて守る人々がいるからです。私は、私たちが共に大切にするアメリカのための戦いを決してやめません。
神のご加護をお祈りしています。
敬具
ドナルド J. トランプ」
ワシントン大学図書館からの返信
「親愛なる皆様
ワシントン大学図書館を代表して、2025年6月13日に寄贈いただきましたことに心から感謝いたします。明慧グループより『中国共産党による法輪功への迫害:25年が経ち、今も続いている』を確かに受領いたしました。
ワシントン大学は1861年に設立され、その礎は、未来を築くうえで教育の重要性を理解した先駆者たちの寄贈によって築かれました。今日、彼らの楽観的な精神と限りない可能性への信念は、この世界屈指の公立大学およびその図書館に受け継がれています。貴殿の寛大なご厚意は、彼らの壮大なビジョンを継承するものです。貴殿のご支援のもと、私たちは質の高い蔵書の充実に努め、探求・人生の変革・より良い世界の創造へと寄与してまいります。ワシントン大学図書館へのご支援に改めて感謝いたします」
台湾でも法輪功学習者が、この書籍を台湾の22の県市の図書館に寄贈した。台湾国家図書館と国立台湾図書館は、この書籍を目録に編入し、一般公開されている。