(Shutterstock)

不眠・めまい・高血圧に役立つ 首ストレッチ9選

頸椎のずれは、精神疾患、神経疾患、心肺疾患など、様々な症状を引き起こす可能性があります。番組「健康1+1」において、台湾・信義堂中医診所の院長である呉国斌医師が、姿勢の悪さが頸椎に与える影響と、それによって起こるさまざまな症状について解説し、歪みを整え、症状を緩和するためのストレッチ法を紹介しました。

呉医師の臨床観察によると、「難治性」とされる多くのケースには、首のこわばりや頸椎の軽度の歪みが関連しており、これは標準的な画像検査では、変形が進行するまで見逃されることが多いそうです。

ある患者の症例では、頭痛、めまい、不眠、高血圧、眼精疲労、視力低下、動悸、胸の圧迫感、首の痛み、手のしびれ、耳鳴り、難聴など、複数の症状があり、多くの医師を受診して薬を服用しても改善が見られませんでした。呉医師は、詳細な検査の結果、頸椎の歪みが原因の可能性があると判断し、関節の再調整を行ったところ、多くの症状が著しく、しかも短期間で改善しました。

 

▶ 続きを読む
関連記事
首・背中・腰・肩・足。よくある痛みやこわばりは、無意識の「かばう動き」から広がることがあります。日常に取り入れやすい6つの基本ストレッチで、体の動きを取り戻すヒントを紹介します。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
話題の「日本式ウォーキング」は、速歩とゆっくり歩きを交互に行うだけ。減量・血圧改善・脚力アップの効果が続々報告され、忙しい人でも始めやすい健康法です。
1日5,000歩から、13種類のがんリスクが下がり始める──8万人超を追跡した最新研究が示す“歩くこと”の力。速さより歩数、日常に取り入れやすい予防法とは?
痛みによる睡眠阻害は寝る前の準備で防げます。背中・首・股関節・胸など、体の緊張をほどき、夜の痛みを軽減し眠りの質を高める6つのエクササイズを紹介します。