イランのテヘラン市では現地バスのチケット需要が供給を大幅に上回り、台湾人旅行者の康承暄氏は、4時間かけてようやくイラン北西部へ向かうバスを確保した(康承暄氏提供/中央社)。

台湾人旅行者が語るイラン脱出 爆発・混乱の現地体験

イスラエルとイランの衝突が激化する中、台湾人旅行者がテヘランで体験した爆発や交通混乱、現地の緊張感、そして陸路でのトルコ脱出の実態を詳しくレポートする。

イスラエルとイランの衝突が激しさを増し、7日目に突入した。多くの国々は自国民の撤退を次々と実施している。イラン国内に一時滞在していた台湾人、康承暄氏は、陸路でトルコに到達し、19日にはトルコからタイを経由して台湾へ帰国した。

康承暄氏は中央社の取材に応じ、6月15日にイラン南部の都市イスファハンを出発し、テヘランでバスを乗り換え、トルコへ向かったと説明した。首都テヘランに到着した際には、街の空気に緊張が漂い、市民が一斉に首都を離れようと殺到し、現場には推定で3千人を超える人々が集まっていたという。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシア製攻撃ヘリ「Mi-28NE」の受領により軍備を増強するイラン。国内外で緊張が高まっており、対米関係の悪化や国内での大規模な反政府デモ、人権問題が深刻化している
トランプ大統領がイランへの軍事攻撃を検討する中、米空母打撃群が中東に到着した。対するイランは1千機の新型ドローンを配備。安価な大量の無人機による「飽和攻撃」が米艦隊の脅威となる緊迫の情勢を追う
イラン政権が1979年以来の脆弱な局面を迎えている。国内で続く抗議デモへの武力弾圧が激化する中、米軍は空母打撃群を中東に派遣。トランプ大統領が交渉の可能性に触れる一方、即応体制による軍事的緊張も高まる
米国海軍の空母「エイブラハム・リンカーン」打撃群が、1月25日夜に中東地域に到着した。一方で、イランの最高指導者ハメネイ師が緊急にテヘランの地下シェルターへ避難したとの情報もある
イラン当局による抗議デモ弾圧をめぐり、中国共産党政権が通信遮断技術を提供したとの疑惑が浮上している。ロシアの軍事専門家は、中共製装備がネットや通信端末を封鎖・追跡し、治安部隊の鎮圧を支援した可能性を指摘している