石破首相とトランプ米大統領(写真提供:内閣広報室)

日米首脳 関税問題で協議継続を確認 G7カナナスキス・サミットで会談

現地時間6月16日午後1時(日本時間6月17日午前4時)、カナダ・アルバータ州カナナスキスで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)の会場にて、石破茂内閣総理大臣とドナルド・トランプ米国大統領が約30分間にわたり首脳会談を行った。両首脳は、日米同盟の強化と「自由で開かれたインド太平洋」の推進について一致し、世界の平和と繁栄に向けた協力を確認した。

今回の会談の最大の焦点は、米国が日本などに課している関税措置の見直しであった。石破首相は、米国による自動車や部品への25%の追加関税をはじめとする一連の関税政策について、トランプ大統領と率直な意見交換を行った。しかし、両国の立場には依然として隔たりがあり、包括的な合意には至らなかった。会談後、石破首相は「双方の認識に相違が残っており、パッケージ全体としての合意には至っていない」と述べた。

両首脳は、今後も担当閣僚同士による協議を継続し、解決策を模索していく方針で一致した。日本政府は、米国の関税措置が日本の自動車産業などに与える影響を重く受け止めており、引き続き国益を守るため粘り強く交渉を続ける考えを示している。一方、トランプ大統領は、自身の高関税政策を改めて強調し、米国の産業保護を最優先する姿勢を崩していない。

▶ 続きを読む
関連記事
日本とフィリピンの首脳会談を受け共同声明が発表された。両国関係が前例のない水準の信頼と協力を有する「プラチナ時代」に入ったことを高らかに宣言する歴史的な内容となった
28日、高市総理とマルコス比大統領が首脳会談を行い、国交正常化70周年を機に、両国関係を初の「包括的・戦略的パートナーシップ」へ格上げし、安全保障や経済分野での連携強化で一致した
茂木外務大臣はインドを訪問し、日本、米国、オーストラリア、インドの4か国による日米豪印(QUAD)外相会合に出席した。
第11回NPT運用検討会議は成果文書不採択で閉会。茂木外務大臣は遺憾を示しつつ、NPTの重要性を再確認したと評価。日本主導の「軍縮・不拡散教育共同ステートメント」が過去最多116か国の賛同を得た成果も強調した
日・ラオス外相会談が開催。中国共産党の「一帯一路」による過度な債務依存に苦しむラオスに対し、日本は「自律性・強靱性」の強化を支援。高市総理が掲げる「パワー・アジア」を通じ、中共の脅威を防御する