道に咲く紫陽花(大紀元)
和歌に咲く花

紫陽花 万葉の時代から続く日本の美意識

梅雨の時期、しとしとと降る雨に濡れながら咲く紫陽花(あじさい)は、日本の風景にしっとりと溶け込む、季節の象徴的な花です。その色と形の移ろいは、古来より日本人の繊細な感性を刺激し、詩や歌に詠まれてきました。

紫陽花はただの観賞花ではなく、人の心、季節の気配、時の流れを象徴し、静かに咲き続け、日本人はそれを愛でいくつかの歌で表現してきました。紫陽花が和歌の題材としてはじめて登場したのは奈良時代でした。

日本最初の和歌集『万葉集』では、橘諸兄(たちばなのもろえ)が次のように詠んでいます。

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