米政府 イタリア高級タイヤメーカーに禁輸警告 中国資本関与で高級車市場に波紋
米商務省は5月27日、中国国有企業「中化国際」が筆頭株主を務めるイタリアの高級タイヤメーカー「ピレリ」に対し、同社の次世代スマートタイヤ製品はアメリカで販売禁止対象となる可能性があると正式に通知した。 問題の核心は、中国資本が37%の株式を保有する同社のデータ処理技術が、米中対立の最前線に立たされた点にある。
ピレリが開発した「Cyber Tyre」は、タイヤに埋め込んだセンサーが路面状況や走行データをリアルタイムで処理する次世代技術。しかしアメリカ商務省工業保安局(BIS)は4月25日付の書簡で、「中国系企業が関与するハードウェア・ソフトウェアはアメリカでの販売を禁止する規制に抵触する」と指摘した。これを受け、同製品のアメリカ内流通が事実上阻止される見通しとなった。
同社のアメリカ市場依存度は全売上高の約25%に達し、特に新型タイヤ需要の3割が北米地域に集中。主力工場がメキシコや欧州にあるため、禁輸措置が発動されればサプライチェーンに重大な影響が及ぶ。
関連記事
米イ停戦が合意されたが、水面下では中国によるイランへの秘密軍事支援が次々と露呈。中国製兵器の無力さと支援の証拠をトランプ氏に握られた、習近平政権は外交的な窮地に立たされることとなった
米国とイランの停戦後、トランプ米大統領は8日、強い警告を発した。イランの軍事力再建を支援するいかなる国に対して […]
トランプ大統領はイランとの歴史的合意を発表。軍事圧力を背景に、地下施設の濃縮ウランを米イランの協力で完全撤去し、核開発を断つ狙いだ。関税や制裁解除を巡る交渉も継続し、中東情勢は新たな局面を迎えている
米・イランが2週間の停戦に合意。米軍は圧倒的な軍事力でイランを叩き、交渉の席に引きずり出す「力による平和」を実現した。混乱を図る情報戦が激化する中、専門家は米国の戦略的完勝と主導権掌握を指摘する
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、トランプ大統領がイランの10項目計画を受け入れたという見方は「荒唐無稽だ」と述べた。レビット報道官は、米国とイランの和平交渉および計画をめぐる「多くの不正確な報道」をメディアで目にしたと述べ、事実関係を改めて明らかにした。