WHOパンデミック条約に豪が署名 野党は「主権を脅かす」と反発
オーストラリア政府は、WHOが採択したパンデミック条約に支持を表明した。一方、アメリカは条約の初回採択に加わらず、将来的にも法的拘束を受けない姿勢を示した。
マーク・バトラー保健相とペニー・ウォン外相は、条約について「コロナパンデミックから得た教訓を踏まえた重要な一歩」だと評価。感染症の監視体制強化やワクチンアクセスの改善など、国際的な共同対策の強化を支持した。
ウォン氏は「国際的な保健協力は、オーストラリアと世界全体の安全を守るために不可欠だ」と述べた。バトラー氏も、「次のパンデミックは『いつ起きるか』の問題であり、すべての国が連携して公共の健康を守る責任がある」と強調した。
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