2025年4月13日、上海港のコンテナ。(AFP/China OUT)

米中劇的な関税合意 背景に「中国製依存」と関税戦略の現実

米中は「ジュネーブ会談」からわずか2日後に暫定貿易協定に迅速に合意し、国際社会を広く驚かせた。

多くの人々は、トランプ米大統領がこの勢いを活かし、経済的に大きな打撃を受けている中国共産党(中共)に対し関税を引き下げるべきではなかったと考えている。この措置は中共に再浮上の機会を与える可能性があるからだ。しかし、関連データからは、トランプ氏が柔軟に進退を判断する背景に一定の理由があることがうかがえる。

「USAトゥデイ」サイトは5月14日、アメリカの小売店で販売される日常的な家具や家庭用品のうち、中国製の商品が圧倒的なシェアを占めていることを示すデータを公表した。

▶ 続きを読む
関連記事
米最高裁は輸入業者の上告を退け、トランプ政権の対中関税を維持。通商法の解釈を巡る争いは控訴審判断が確定し、数千億ドル規模の関税が引き続き有効となった
米連邦控訴裁は、全世界対象の10%一律関税の徴収継続を容認。下級審の差し止めは一時停止され、通商政策への影響回避を重視した判断となった。最終判断は今後の審理へ
米政府は関税返還命令に不服として上訴。返還範囲や手続きの妥当性を巡り、司法と行政の権限問題も浮上。巨額返還と実務の難しさが焦点となる
米国際貿易裁判所は5月7日、トランプ政権が導入した世界一律10%の暫定関税を「無効」と判断した。USTRは代替措置として、通商法301条などに基づく関税措置の準備を急ぐ方針だ
大統領は来週から輸入税を発効させると述べた