中国の米国債「武器化」懸念を否定=米財務長官
ベッセント米財務長官は15日、中国が保有する米国債を利用してアメリカ経済に打撃を与えるリスクはないと明言し、中国による米国債の「武器化」を巡る懸念を一蹴した。これはヤフー・ファイナンスのインタビューで語ったもので、米連邦準備理事会(FRB)を含む関係機関と連携し、万が一の事態にも対応できる体制が整っていることを強調した。
ベッセント長官は、「米国債が一定の水準に達したり、外国の競争相手が米国債市場を武器として利用しようとした場合、あるいは政治的利益のために市場を不安定化させようとした場合には、我々は連携して対応する自信がある。しかし、現時点でそのような事態は発生していない」と述べた。また、「我々には強力なツールが揃っている」とも語り、米国債市場の安定性に自信を示した。
中国は日本に次いで世界で2番目に多く米国債を保有しており、2025年1月時点の保有額は約7,610億ドルに上る。さらに、米財務省が16日に発表した2月の統計によれば、中国の米国債保有額は7,843億ドルと、前月の7,608億ドルから増加している。
関連記事
クレジットカードの金利上限規制が、実は低所得層からセーフティネットを奪うという皮肉な現実を解説。自由市場への介入が招く「信用の消失」と、1億人規模に及ぶ経済的悪影響を経済学者が警告する
トランプ政権下で進む米国の「原子力ルネッサンス」を解説。新型原子炉の審査を迅速化する新規則「パート53」の施行や、世界初のマイクロ原子炉試験施設「DOME」の完成など、停滞していた原子力産業が再び未来へ動き出す兆しを追う
決算発表と経営陣交代の報を受け、ネットフリックスの株価は時間外取引で約8%下落した
トランプ大統領は、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が5月15日の任期満了後にFRBから去らない場合、「解任せざるを得ない」と述べた
トランプ大統領による2週間の停戦発表を受け、市場が大きく動いた。原油価格は15%超急落し95ドルを割り込む一方、米株先物はダウが約900ドル上昇するなど全面高の展開に。地政学リスク後退への期待が広がる