米最高裁 USAIDの援助凍結を認めず 保守派判事「司法の傲慢」と反発
米最高裁3月5日、トランプ政権が凍結していた20億ドル(約3千億円)の対外援助について、支払いを再開するよう命じる判決を下した。判決は5対4の僅差で決定され、保守派の判事4人が反対した。
この判断は、最高裁が2月26日に一時差し止めを認めた決定を覆す形となった。裁判所は判断の理由を明らかにしなかったが、政府に支払い再開を命じた地裁に対し、「政府が一時的差し止め命令を履行する際の義務を明確にし、実行可能な期限を考慮するよう」指示した。
最高裁判所判事のサミュエル・アリートとクラレンス・トーマス、ニール・ゴーサッチ、ブレット・カバノー各判事は反対意見を表明した。
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