節分:冬から春への変わり目。陰陽五行の知恵で鬼を祓い、新しい季節を迎える準備を(Shutterstock)
五行から見る節分

節分の由来と陰陽五行の深い関係

節分を迎える頃、冬の冷たい空気が頬を刺す中にも、どこか春の兆しを感じられる季節です。そんな季節の変わり目を意味する「節分」。特に立春の前日を指す行事として現代では定着していますが、その起源をたどると、古代中国から伝わった「陰陽五行説」に深く根ざしています。

陰陽五行説とは、世の中の全てのものを「木」「火」「土」「金」「水」の五つの要素で表し、それらが循環し調和することで自然や生命が成り立つという考え方です。この節分では「金」の象徴とされる鬼を「火」の力で祓い浄化するという意味が込められています。

1. 豆まき

▶ 続きを読む
関連記事
湿気と暑さが重なる小満の頃は、胃腸を守る養生が大切。新生姜や梅など、初夏の食の知恵を紹介します。
栃木県日光東照宮の境内および日光東照宮美術館で、「第4回日本宝樹展(春季)」が開催されている。会期は5月9日から14日までの6日間。日本の伝統文化である盆栽と日光東照宮の荘厳な空間が融合する展示会となっている。11日、会場にはジョージ・グラス駐日米国大使も夫妻で訪れた
松竹梅は、単なる縁起物ではありません。「歳寒三友」と呼ばれ、厳しい寒さの中でも姿を崩さない在り方の象徴とされてきました。松は変わらぬ節、竹は謙虚と節操、梅は寒中に先んじて咲く清らかさ。その組み合わせには、冬にこそ見える価値観が込められています。
古代中国の周代で行われた冠礼は、成人を年齢ではなく徳と責任の成熟で認める儀礼だった。日本の元服にも継承された「成人という身分」の原点を探る。
胃が重い、おせちに少し疲れた――そんな頃に迎える一月七日。七草がゆは、実は「人という存在そのもの」を祝う日から生まれた習わしでした。