アメリカを弱体化させる気候変動規制 中共は規制を回避し成長を続ける
堅固な軍事力の維持には強い経済基盤が必要である。そして、強い経済基盤を支えるためには、経済的にも科学的にも合理的な規制が求められる。しかし、多くの政策立案者は科学的にも経済的にも合理性を欠いた合理性を欠いた、イデオロギー色の強い極端な規制案に傾倒しており、これが経済や軍事に悪影響を及ぼしている。
こうした問題は、2024年11月11日から22日にアゼルバイジャンのバクーで開催された国連気候変動会議(COP29)で顕在化した。この会議やパリ協定の前提は、人為的な気候変動が人類の存続にとって脅威であり、規制や技術革新によってその影響を緩和し、逆転させることが可能であるというものである。
これらの主張を推進する人々は、発展途上国が「古くて汚い従来型技術」ではなく、いわゆる「グリーンテクノロジー」を使用して発展を続けられるように、より発展した国々が数千億ドル、場合によっては数兆ドルを支援する責務があると主張している。
関連記事
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは
ノーベル経済学賞は、理論の正しさを保証するものではない。景気変動を抑える政策に目を奪われるあまり、その根本原因を見失っていないか。筆者はオーストリア学派の視点から、金融緩和が生むゆがみと経済学の本質を問い直す
欧州で拡大する激しい暴動と、世界で加速する国境の形骸化。一見無関係に見える「街頭での暴力」と「グローバリズム」の裏に潜む計画的な破壊工作とは?ニュースの表面からは見えない社会危機の構造を解き明かす
中間選挙後のトランプ弾劾の可能性をニクソン辞任劇と比較。ベトナム敗退の歴史から台湾侵攻リスクを警告しつつ、レーガン流の強硬路線による抑止シナリオも対比して今後の米中関係と国際秩序の行方を占う
ルビオ米国務長官が中央アジアを訪問し、重要鉱物や投資を軸に米国の関与を強化。中共が進める「一帯一路」への影響と、地域で広がる米中競争を読み解く