エポックタイムズ

宮崎県震度5弱地震で気象庁が会見 

21時19分頃、日向灘を震源として発生したマグニチュード6.9の地震について23時15分から気象庁が会見を開いた。内容は次の通りだ。

13日21時19分頃、宮崎県で震度5弱を観測した。今回の地震で揺れの強かった地域では落石やがけ崩れに注意が必要。またこれから1週間程度、特にこの2,3日の間は最大震度5弱程度の地震に注意が必要としている。

現在、津波注意報が発表されている地域では、海の中や海岸付近から離れること、また津波は長い時間繰り返し襲ってきて、第一波より後に来る波が大きいこともあり、津波警報が解除されるまでは避難を継続してほしいと呼びかけている。

津波の観測地域は、宮崎港、日南市油津で0.2m、室戸市室戸岬、土佐清水で0.1m。

地震の概要は、13日21時19分頃に発生。マグニチュードは速報値で6.9だった。発生場所は日向灘、宮崎の東南東20km付近、深さ約30kmとされている。地震活動は22時30分現在で震度1以上を観測した地震が4回、震度2が2回発生している。

南海トラフ地震臨時情報について

21時55分に気象庁は南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表した。同庁では22時30分から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会および地震防災対策強化地域判定会を開催しており、大規模地震との関連性を調査している。南海トラフ沿いの地域の人々に個々の状況に応じて身の安全を守る行動を取ってほしいと呼びかけている。

今後の地震活動の見通しについては、過去の事例では大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1〜2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意してほしいと呼びかけ、特にこの2,3日の間は規模の大きい地震が発生する可能性を指摘している。

気象庁は、「この地震は夜に発生した地震であり、これから寝る人が居ると思うが、部屋の中で倒れてくる可能性のあるものの近くで寝ないように」と注意を促した。

関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている