沖縄に配備されている輸送機オスプレイ(GettyImages)

国防総省 墜落や作戦失敗を受けオスプレイの将来を見直し

アメリカ海兵隊、空軍、海軍は12月初めに飛行を停止していた全米で運用されているオスプレイについて、飛行再開を決定した。再開にあたり、厳格な「リスク軽減措置」を導入している。これには、従来より厳格な点検体制の導入や飛行時間の記録と監視の徹底が含まれる。

しかし、オスプレイの飛行が再開されたものの、根本的な問題は解決されていない。今回の運航停止は、オスプレイの長年にわたる技術的課題や事故の歴史に再び注目を集める結果となった。2023年11月には、8名の海兵隊員が死亡する事故が発生している。

今回の運航停止の原因は、オスプレイ特有のティルトローター式トランスミッション(動力伝達装置)の主要部品が設計上の想定を超える負荷に耐えられず、通常より早く劣化が進行していることにあるとされる。この問題は全てのオスプレイに共通しており、米国防総省は12月9日に全機の運航停止を命じた。

▶ 続きを読む
関連記事
誰も見ていない空っぽのホームで、去りゆく列車に深く頭を下げる一人の駅員。その一礼から、中国の古典が教える「慎独」の精神を紐解く。見返りを求めない純粋な誠実さと、現代人が忘れてはならない「礼」の真価
周知の通り、現在、中国共産党(中共)政府は人工知能の一部の指標、例えばコストやアルゴリズム効率などで優れた成果 […]
2026年上半期、中国のGDPは4.7%増えた一方、小売売上高は1.3%増にとどまった。都市部の消費低迷、住宅ローンの純減、預金の資産運用への流出、約1億人に及ぶ債務問題から、中国経済の実態を読み解く
トランプ氏は、中共が2020年米大統領選に介入したと主張した。問題は、結果を変えたかではなく、介入の試みがあったのかだ
指令なき思想の統一はいかにして起きるのか。グラムシの「文化的覇権」を手がかりに、メディアや娯楽、教育を通じて無意識に深まる言論の均質化と、その基盤となる「道徳的機構の空洞化」の構造を鋭く解き明かす