粘液の秘密 体を病気から守る見えない盾
150面ものサッカー場がジェル状の物質でいっぱいになり、その中をくぐり抜けてエンドゾーンに進む場面を想像してみてください。これは、ウイルスが私たちの体内に侵入しようとする際に直面する防御の仕組みを例えたものです。消化器系の専門医であるロビン・チュトカン博士によると、この「ジェル」が腸や肺にある粘液の層を表し、ウイルスの大きさの5千倍も厚みがあるといいます。
「粘液は体を守る大きなクッションのようなものです」と、消化器系の健康についての著書があるチュトカン博士は語ります。彼女の著書『The Anti-Viral Gut』では、粘液の重要な役割について詳しく述べられています。
多くの人は、風邪で鼻水やのどの不調を感じるときだけ粘液を意識するかもしれませんが、実は私たちの体には、皮膚よりも多くの粘膜があり、肺、目、そして消化管全体を守っています。
関連記事
毎日見ている舌に、体からの重要なサインが隠れているかもしれません。色や形、舌苔から読み解く中医学の知恵と、現代研究が示す健康との関係をわかりやすく解説。
痛みや不眠、ほてりまで処方が広がるガバペンチン。本当に万能薬なのか、それとも見過ごされがちなリスクがあるのか。急増の背景と最新研究から、その実像に迫ります。
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。