葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB9とも呼ばれる(Shutterstock)
健康的な葉酸レベルを維持するために「毎週、果物、豆類、ナッツ、種子を定期的に食べる」

年齢とともに葉酸を減らすことが代謝を促進する? 

葉酸(ようさん)はビタミンB群の一種で、ビタミンB9とも呼ばれます。体内で重要な役割を果たしており、特にDNAやRNAの合成、赤血球の形成、細胞の成長や再生に関与しています。いくつかの重要な代謝および細胞プロセスに欠かせない要素であり、摂取量と同様に、体が葉酸をどのように処理するかも重要です。

少なくともマウスでは、年齢とともに葉酸の摂取量を減らすことが、健康的な代謝と体重維持に繋がる可能性があります。

2023年7月に『Life Science Alliance』で発表された研究では、葉酸と、細胞膜や神経細胞の構成に必要な重要な栄養素のコリンを制限した食事が、中年のオスのマウスにおいて代謝率を上昇させました。メスのマウスでは、体がエネルギー源として脂肪と炭水化物を効率的に切り替える能力、すなわち「代謝の柔軟性」が向上しました。すべてのマウスは、通常の葉酸量を摂取したグループに比べ、体重と体組成をより良く維持したのです。

▶ 続きを読む
関連記事
卵には、記憶に関わる神経伝達物質の材料となるコリンや、脳を支える栄養素が含まれます。認知機能低下やアルツハイマー病予防との関連を、研究と食事の視点から紹介します。
血糖コントロールでは、食事の内容だけでなく食べる順番も重要です。たんぱく質を先に食べることで満腹感や血糖上昇の緩和に役立つ可能性があり、その仕組みを紹介します。
無糖茶は健康的に見えても、商品によってはナトリウムや添加物を含むことがあります。腎臓をいたわるために知っておきたい飲料の選び方、低ナトリウム塩の注意点、無理なく減塩するコツを紹介します。
気分の落ち込みやストレスを感じるとき、食事は心の調子を支える一つの手がかりになります。バナナ、柑橘類、青魚、ダークチョコレートなど7つの食材を紹介します。
物忘れや疲れやすさは年齢のせいとは限りません。近年注目される「脳の隠れた炎症」は、認知機能の低下を静かに進める可能性があります。脳を守る食事や生活習慣、今日から始められる予防法をわかりやすく紹介します。